2023年7月25日、スーパーバンタム級に転校した井上尚弥さんはフルトンと対戦します。屈指の好カードに注目が集まっていますね。
世界王者の井上尚弥さんは、父・真吾さんのサポートなくして現在の地位はありえなかったといいます。
そこで今回は井上尚弥さんの父について調べてみました。
井上尚弥の父・真吾のプロフィール
井上尚弥の父は井上真吾さんです。
本名:井上真吾(いのうえ しんご)
生年月日:1971年8月24日
年齢:51歳(※2023年5月時点)
職業:塗装業代表取締役。不動産業代表取締役。井上プロモーション代表取締役。大橋ボクシングジムトレーナー
井上真吾さんは1971年8月24日生まれ。2023年5月時点で51歳です。
井上尚弥の父・真吾の経歴
井上尚弥さんの父・井上真吾さんの経歴を紹介します。
1992年(20歳)有限会社明成塗装を設立
2005年(34歳)アパート・マンション経営開始
2010年(39歳)秦野市でアマチュアジム設立(2012年まで運営)
2012年(41歳)大橋ボクシングジムのトレーナーに就任
2014年(43歳)優秀なトレーナーに贈られる「エディ・タウンゼント賞」を受賞
2018年(47歳)「トレーナー賞」を受賞
井上尚弥の父・真吾は元ヤンキー?!
井上真吾さんが小学2年生の時、両親が離婚。母子家庭で育ちました。
10代の頃は夜遊びに明け暮れ、悪い仲間も多かったようです。
15歳の時に現在の妻・美穂さんと出会い、19歳で結婚するのですが、結婚前に携帯電話の番号を変え、悪友との関係をキッパリと断ち切ったそうです。
理由は
自分にとって家族は宝物。子供に悪友との関係が飛び火するのが嫌だった
物心ついてから父親と離れなければならなくなった経験があったからこそ、家族を大切に思う心が強いのかもしれません。
そのきっかけが美穂さんとの出会い。人生の大きな転換点になったと思われます。
井上真吾さんの風貌から、元ヤンキーだったのではと噂がありますが、結婚前の10代の頃だけ、ヤンキー風なヤンチャ少年だったのかもしれませんね。
実は家族愛の深いパパだったのです。
井上尚弥の父・真吾は元アマチュアボクサー
井上真吾さんは元アマチュアボクサーです。
ボクシングを始めたのは24歳。中学時代の友人の勧めでボクシングジムに通いました。
井上真吾さん本人曰く、
「自分はもともと格闘技が好きで、空手をやっていたこともあります。ただ10代のころは中途半端で、長くは続かなかった。ボクシングは家庭を持つようになってから始めたので、いい加減にはやりたくなかった。だから本当に真剣でしたよ。自分がどこまで強くなれるか。純粋にそれだけでした」
引用:Number Web
当時通ったジムは、自宅のある神奈川県座間市に近い東京都町田市の協栄町田ジム。週2回、練習に励んだそうです。
トレーナーは具志堅用高選手を育てた中村隆さん。
79歳の今も東京都墨田区にある「一力ボクシングジム」でミットを構えています。
中村隆さんは当時練習生だった井上真吾さんについて語っています。
「井上の親父は下手くそでね。私の指導は基本重視で、ジャブ、ジャブ、ワンツー、ワンツースリー、あとはせいぜいアッパーくらい。それがうまくできない。かなり怒りましたよ。でも親父は熱心でした。私にミットを持ってもらいたいんでしょう、飢えたような目でこっちを見ているんです。ちょっと時間が空いて『オイ』って呼ぶと、すっ飛んできてミットを打ち始めましたね」
引用:Number Web
井上真吾さんはボクシングに熱心でしたが、事業が多忙になり、アマチェアで2戦2勝という戦績を残して現役生活を退きました。
井上尚弥の父・真吾の現在の職業
井上真吾さんは現在、塗装業・不動産業の経営、トレーナーの3つの仕事をこなしています。
井上尚弥さんの活躍でトレーナーの仕事が大半と思いきや、
そんなことはないんですよ。トレーナーってジムに行っている時だけで、あとの空いている時間は不動産のリサーチをしたり、塗装の現場で問題があるかどうか聞いたりですね。
年に1、2回は塗装現場で働き、あとは打ち合わせが多いようです。
井上真吾さんは中学卒業して塗装会社に就職。20歳で独立し、有限会社明成塗装を設立しました。
「大卒のヤツに負けたくない」と不眠のまま働くことは当たり前。
妻・美穂さんと一緒に手作りチラシを作ってポスティングしたそうです。
井上真吾さんは「絶対に妥協しない」「中途半端にしない」がモットー。
「真面目で一生懸命、仕事は素早く、的確に!」を心掛けた丁寧な仕事が評判を呼び、経営は軌道に乗りました。
相当忙しかったですね。使っている人も常時7、8人はいて、あとは応援部隊が常にいて、仕事はガンガンやっていましたよね。
34歳の時にはアパート・マンション経営を手がけます。
理由は、
職人は退職金がない。ボクシングに打ち込む息子たちのために環境を整えたかった
現在は数棟のオーナーになっています。
拓真さんからは今も月数万円の家賃を徴収し、「お金を稼ぐことは簡単ではない」と徹底させているそうです。
39歳の時には、練習環境を確保する意味も含めて秦野市にアマチュアジムを設立しました。
井上尚弥さんがプロ転向する2012年までの2年間、ジム運営を続けたんです。
2012年、井上尚弥さんがプロ転向を決めた時、真吾さんは塗装業の規模を迷わず縮小しました。
井上尚弥さんとともに大橋ボクシングジムに所属し、トレーナーとしての人生を再スタートすることになります。
大切な事業を犠牲にし、全て子供のために道を切り開いてきたんですね!
井上尚弥の父・真吾のトレーナースタイル
2人の息子を世界王者にしたトレーナーの父・真吾さんはどのようなトレーナーなのでしょうか。
一緒にトレーニング、一緒に減量、自分の姿を通して鼓舞していく。
そんなトレーナーです。
練習中は「なんでできないんだ!」という言葉はかけなかったそうです。
「なんでできないんだっ!」って・・・怒るだなんて、自分には考えられないです。だって、じゃ、「自分ができんの?」って話じゃないですか。
このことは、井上尚弥さん自身も言及しています。
「言うだけの親っていうのは、いつか子供が反発しちゃうんですよ、『じゃあやってみなよ』って。うちはそれが無かったんで、言われても『俺らよりやってるしな』みたいな」
引用:スポニチ
まさに最高のパートナーですね!
井上尚弥の父・真吾のドネア戦直後の対応に称賛の声
井上真吾さんは相手選手をリスペクトしています。
WBSS決勝のドネア戦。井上尚弥さんが勝利した直後、共に喜ぶよりも先に、フラフラのドネア選手の安否を気遣う姿に称賛の声が広がりました。
歓喜の瞬間、真吾トレーナーが真っ先に向かったのは息子のもとではなく…ふらふらと下がっていくドネアのもと。ドネア陣営よりも早く安否を確認した姿に泣いた😭もう親子共々完璧過ぎる👍 pic.twitter.com/5dvF0bgSHD
— NEKOの武士道 🇯🇵 (@kuukaidayo) June 12, 2022
SNSでもファンが反応しました。
ああいうお父さんやから、井上尚弥は強いんやね!
最強最高の親子コンビですね!
井上尚弥から父・真吾へ感謝のメッセージ!
2021年6月22日、井上尚弥さんはある画像をインスタに投稿しました。
それは井上尚弥さんが幼い頃に父・真吾さんと行った動物園でのツーショット。
「父の日1日遅れたけど、ここまで強くしてくれて最高の舞台に連れて来てくれてありがとう。夢見る景色へ未だ見ぬ景色へ
井上尚弥Instagram
と感謝のメッセージが添えられました。
フォロワーからは
小さい頃の尚弥くん可愛い。お父さんとそっくりですね。これからも親子で頂点目指して頑張って下さい
(1本指を立てている尚弥少年に)写真の指が示している様に、赤ちゃんの頃から既に俺がNO.1だと仰っていたんですね。流石です
親父さん嬉しいだろうねー。いー関係でこれからも仲良くしてくださいね
などのコメントが寄せられました。
井上親子の活躍に世界中が注目しています!